モトコの迷走日記

迷走:定まった道筋・進路を通らず不規則に走ること。

盆栽美術館で閉幕式のことを考えた。

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↑盆栽というのは、やや下から見上げるようにして見るのが正しいそうです。

幹が隠れずにちゃんと見えるのが大事。見えてる方が正面。

で、こちらは時間的にどうしても逆光になってしまうのでした...。

夏空を背景にBONSAIシルエット。

 

大宮は盆栽の街だそうで。

真夏の盆栽たちは、

暑さがなんだ!という感じで、瑞々しく堂々たる佇まい。

葉の緑がきらきら輝くようであります。

 

ちょうど「企画展:夏休み子どもぼんさい美術館」というのをやっていて

それ用の「学習ノート」が用意されていました。

展示室の要所に設問があり、答えを記入。

うちの子はこういうのが好きなので、

答えを探してまじめに記入していきます。

 

盆栽と植木の違い、盆栽の見方、種類、などなど。

 

私は全く興味なかったけど、

子ども用の解説がわかりやすく、

「おじいちゃんの高尚な趣味」から

「センスを磨くアイテム」というイメージに変わり、

最終的には、盆栽の並んだ庭園で

「自分の推しボンを探す」という域まで来ることができました。

 

鉢からだいぶはみ出して、

アクロバティックなやつとか、

幹と緑のバランスが絶妙です。

クール。

 

で。

思いました。

 

オリンピックの閉幕式。

盆栽の国の人が

何でもっとエッヂの効いたパフォーマンスができなかったんだろうと。

いろいろゴタゴタばかりで

そりゃあ中途半端にもなるだろうが、

なかなか得られない見せ場に

残念無念。

 

だけど、コロナ禍のオリンピック。

どこの国も経験したことのない挑戦を

日本はしたわけで。

私は今までの人生、常に全てに「お手本」があったと気付いた。

 

これからはもう

アニメと盆栽だけはどうか負けないでくれニッポン!と、

微妙な感受性をなくさないでくれニッポン!と、

逆光になっちゃった推しボンの前で

願うのでした。

 

 

西日が暑いのでした。