モトコの迷走日記

迷走:定まった道筋・進路を通らず不規則に走ること。

「スケルトン・キー」と「黒鳥の湖」を読み終えてしまった

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暑い。

暑いなあ。

 

子どもの頃、近所の公園にラジオ体操しに行くときは

確か朝6時半というのは、涼しかった。

学生の頃、「今日は30度もあるのか!」と驚いていた教授。

あれから時は流れて、もうそんなのたいしたレベルじゃないっす。

 

恐ろしや。

 

帰省した時用の読み物として、

ミステリーを2冊買ってあったんだが、

この暑さを一時でも忘れたく、

つい、読んでしまいました。

 

【スケルトン・キー】道尾秀介

こいつサイコパス、と思いきや。

途中からなんとなく漂う違和感。

意外な展開とともに納得できます。

あともう1ページ読んだら寝ようと思いつつも、止まらない。

まあ何にしても、

人は「自分のルーツを知っているかどうか」って重要なのですね。

自分はどこから来た何者なのか。

 

昔、子どもに「ぼくどこから来たと思う?」と聞かれ

「銀河系の遥か彼方」って冗談で答えたのはまずかったかな。

 

 

【黒鳥の湖】宇佐美まこと

これを原作としたドラマを

WOWOWプラスの1話無料でたまたま見た。

藤木直人主演。

過去に起きた猟奇事件の調査依頼を、

卑劣にも自分に都合よく利用した主人公。

いいところで終わってしまい、WOWOWの契約はせずに

原作本を買った(笑)

 

マイペースに読み進める所へ、

登場人物に対するイメージを

ぐいぐい誘導しようとする文章が、非常に説明的でうっとうしく感じた。

(そういうのは読み手が自然に感じ取るもんじゃないの?)

このキャラ絶対何かあるんだろうなと予感せずにいられない。

 

それにしても、

クライマックスを迎える前に、いろいろうっすら気づいてしまったのが残念。

本名とは別に呼び名がある登場人物は要注意だし、

女性に対して歪んだ妄想を持つ男は、

母親との関係に問題があるってのは周知のことだし、

別のジャンルでそれぞれ主人公に関わっている双子ってのも...

 

まあいろいろ、都合ありますもんね。

 

予想外のポイントはもちろんあったし、

物語自体は、過去と現在を行き来しながら面白く読めた。

 

ただ、

ホットコーヒーにポーションミルク入れても

そうそう渦巻きにはなりませんよって思った。

※CMで綺麗な渦巻きができるのは、

コーヒーのなかに機械を仕込んでるからだそうです♪( ´θ`)

そんなツッコミどころもありがとう。

 

 

というわけで。

帰省中のお楽しみのはずだったのに、

あっという間に消化してしまいました。

本当に飽きる暇のない2冊でした。

 

代わりの本を探すことにします。