モトコの迷走日記

迷走:定まった道筋・進路を通らず不規則に走ること。

今までの仕事について思わず振り返った

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子どもの夏休みは8月25日まで。

いろいろ予定もあるので、

新しい仕事を始めるなら9月がいいと思っている。

予定は未定だけど。

 

 

デザイン会社に5年勤めた後は、

○金融系コールセンター2年

中途採用だけど高給のためか応募倍率16倍。電話の仕事なんて好きじゃないけど、ここは受けざるを得ない。いちいち「上場企業スゲぇ」と思った記憶あり)

 

○通信系代理店クレーム処理班3年

(事務員という名のクレーム係なんだと1週間後に気づく。話の通じない人がいるのは仕方ないが、徹底的に逃げ回る上司はもっとこまる。月曜の朝から電話で罵声を浴びるのはキツい。3年も続けたのが偉いような、アホらしいような...)

 

○保険系事務3年

(特に面白みを感じなくても喜んでやる。クレーム地獄の底から蜘蛛の糸をたどって、途中で切れることなく極楽まで来れた気分)

 

○物流系事務3年半

(家から徒歩5分。いろいろ良くも悪くも、お金と時間について考え始める)

 

という感じでデスクワークがほとんど。

パソコンのいらない仕事をしたことがないくらい。

 

 

電話の仕事は学生の頃も散々やってて、

もう2度としたくないけど、

周りからは向いていると言われる。

怒り狂ってた人が2時間後に

「あんたに聞いてもらえたのが唯一の救いだった」と言っていたことがある。

なんもしてないけど。

「ぶっ殺すぞ」って言ってた人が最後に「スミマセン」てなるの、ほんとです。

 

時間とともに、人の気持ちは変化する。

最初の怒りのテンションを保ち続けることはできない。

疲れるし飽きるから。

よって、永遠の愛は存在しない。ってか。

で私も3年周期で転職してるのか?

(いつも「骨を埋める」つもりでいるんだけどな)

 

事務の仕事も、ずっとやってきておいてなんだけど、

どちらかというと向いてないと思う。

私は「正確にスピーディーに捌いていく」という仕様じゃないみたい。

そう、いつだって時間こそが私の味方だから。

どっかり構えて、じっくりやりたい。

トロい、とも言う。

 

ほんとに好きでやってたのはデザイナーのみ。

好きじゃなきゃできないけど、

好きなだけじゃできませんわ。

 

結局、好きかどうか、向いてるかどうかは

あんまり関係なくて、

仕事だったらやらなきゃしょうがないし、

自分の道を模索する気になれればいいと思う。

 

 

次はできたらパソコンや電話と関係ない仕事がしたい。

もう少し体を動かせることがしたいけど、

それも3年経つ頃には飽きてるんだろうか。

「座ってできることがしたい」とか言ってるんだろうか。

 

どっちにしても

1日のリズムを作る、緩急をつけるには

仕事に行くのが一番だと思う

専業主婦に飽きてきたモトコでした。

1年も保たず!

 

快適に眠りたい NATSU 2021

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エアコンて、

45分ごとに15分の休憩を挟みながら運転って

出来ないのかしら。

特に寝てる間。

 

つけっぱなしは冷える。

タイマーで一度止まると、暑さで目が覚める→寝不足。

温度設定をちょい高めにすると、ちょい暑いまま一時停止しちゃう。

暑さで目が覚める→寝不足。

 

もうちょっと高級なエアコンだと

上記の問題は解決するのでしょうか。

5Gとかより先に

寝てる間のエアコンの快適仕様を求めます。

 

学校も終業式。

「一学期の締めくくりはこれだ!」と言って

子どもはエリンギTシャツ着て行きました。

彼にとっては、アディダスよりエリンギが

そういうステータスにあるようです。

 

さて夏休み。

夏を快適に乗り切る戦略。

特になし。

いつもと同じ。

 

もろきゅう。

おろし生姜とみょうがをどかっとのっけた冷奴。

トマト冷製パスタに青じそ

なすとズッキーニのカレー。

ピリッとスパイシーなジンジャーエール

氷の音。

 

ヴィジュアルとサウンドが大事。

こうしてみると、

なかなかできた戦略じゃないか。

 

実家に帰ると仏壇周りが賑やか。

今年もきゅうりの馬となすの牛、並んでるかな。

畳でごろ寝。

読書。

 

そうやって過ごすニッポンの夏。

 

子どもよどうか、

宿題も同時進行で。

クラシックコンサートが日常にもたらした気づき(笑)

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昨日、クラシックコンサートを聴きに行った。

(子どもが学校でチラシをもらってきた)

チケットを購入したのは、非常事態宣言が出る前。

なんかもう宣言あってもなくてもって感じで、

いつもと変わらず人出は多いし、

もうワクチンさっさと打ってくしかないね。

 

日本フィルハーモニーのオーケストラと、

第2部ではくるも割り人形のバレエもセット。

最後は「紅蓮華」と「炎」のクラシックバージョン。

クラシックで聞くと新たな迫力が加わり、

あの鬼滅が別の曲のようです。

 

お腹いっぱい。

 

指揮者のキレッキレな動きも良かった。

曲(J・シュトラウス)のテンポのせいかもしれないけど、

子どもも「のりのりだねえ」と言ってたので、

指揮者に注目する楽しみ方もありだなと思った。

たまに左足のつま先をピコッと持ち上げる姿勢が、

ミッキーマウスの後ろ姿に見えて、

そんなところに着目してんのは私くらいだろうと思った。

 

私は「指揮者」というものが良くわかっていないので、

とにかく自分の指揮に没頭するイメージが強かったのだけど、

昨日の指揮者の方は、

比較的子どものお客さんが多いこともあってか、

客席側とのコミュニケーションが丁寧で好感が持てた。

ミッキーだしね。

 

帰りの電車で、

うちにある「クラッシック100」というCDのことを思い出した。

モーツァルトの曲でとても気に入っている曲があるのだけど、

曲名があやふやで、

第何楽章の第何番とか分からなくて

とりあえず100曲入ってるんだからあるだろうと思って買ったやつだ。

何年も前に。

結果その曲は入っていて、

100曲もあるのにそればかり聞いている。

 

そのCDを出してきて、

改めて曲名リストを見てみる。

 

子どもが「のりのりだねえ」と言った曲も入っている!

そして驚いたことに

ファッションセンターしまむらCM使用/2005年」との記載が!!

 

なんだこのCD!

そんなどうでもいいけどオモシロい情報付きだったのか!

今まで気づかなかった。

 

帰ってきたら聞かせてみよう。

自分の思考の外側へ:相談まとめ(自分用)

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昨日のソーシャルワーカーの方は

数日にわたって、子どもの授業中の様子など見てくれていた。

 

■6年生ともなると、わかっていてもなかなか挙手しない子が増える中、

積極的に手を挙げ、発言するとのこと。

授業参観でも、わりとそんな感じだ。

ただ、ノートをとる「作業」はかなり遅く、

写し終える前に黒板は消される。

遅い原因のひとつは、本人の「(書き方の?)こだわり」が強いこと。

こだわりが強いため、消しゴムの出番が多い。

(筆箱に消しゴム3つ入れてる。多すぎ)

結構きれいな字を書く。

よって時間内に終わらない。

 

「完璧を求めるより、まず終わらせろ」

ザッカーバーグも言ってるよ。

 

同じアウトプットでも、脳の使い処が違うから

その辺のアンバランスさが、出ているのかもと。

アンバランス。

同意。

だが、もう少し優先順位を理解できても良さそうな...

 

 

■留守番ができない(ひとりぼっちになると不安でたまらない)というのは、情緒面の幼さ。

先を見通す力の問題。

(優先順位がズレてるのも、ここにつながる?)

 

ママが今どこでどういう状況なのか

見えないから不安。

自分はどうなるんだ!

一人だけ取り残されたような気持ち。

 

スケジュールなどの「見える化、イメージ化」で解決できるかもと。

心はゆっくり育つから、

大人の理屈は置いといて、

まずはハードル低めの練習から。

 

 

■植物や昆虫の図鑑が好き、

絵を描くことが好き(それもこちゃこちゃと精密な絵)。

空想の乗り物や街の絵。

瓦礫や廃墟、爆破シーンの絵。

血は嫌いなのに炎は好き。

すみっこぐらし系の丸っこい癒しキャラをよく描く。

そういう時は集中してる。

ただ、

変な余白が目立つことも。

見通せていないのか?

 

 

好きな授業:図工・家庭科・理科の実験

苦手な授業:算数・体育

......どれにも見通し力は必要な気がする。

 

漢字の書き取りが苦手。

なぞるだけなのに苦手。

まあ、面白みはないわな。

苦行か。

書き順めちゃくちゃ。

それでも覚えられるならいい。

我が道をゆけ。

 

 

■学校でのお願い事を

校長先生に手紙で伝えたことがある。

(校長先生は1対1で対応してくれた。感謝)

時間さえあれば、ちゃんと文章も書ける。一応。

人とコミュニケーションは取れているよう。

 

ソーシャルワーカーの方曰く

「ある部分では幼いが、ある部分では能力が高い。

足して割ったら、標準になりますよ」

 

 

そういう感じでいいのかもしれないな。

つい「これはできるのに、なんでこれはできないのか?」と

思ってしまいがち。

出来るものと出来ないものがある。

自分だってそう。

 

 

■相談してみて、

いろんなことは有機的に繋がっているんだと思った。

そのアンバランスさに無自覚ながらも

本人は日々の不安を、どこかで調整しているのかもしれない。

(帰宅後にハグしようとするやつとか...暑いんですけど)

甘えてる、としか考えないのは短絡的なのかもしれない。

いずれにせよ、ヒトは甘ちゃん。

 

「成長を見守る」っていうのは

暑いのかもしれない。

汗かいてこう!

梅雨明け前に思うことをつらつら

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そろそろ梅雨明けのはずだけど。

夜中、激しめの雨の音がしていた。

朝の空気が重い。

 

 

昨日、子どもが校外授業で古墳&博物館を見に行った。

本当なら国会議事堂へ行くはずだったが、

東京は非常事態宣言下、

行き先はコフンに変更となる。

 

バスの中も、お弁当食べる時も

おしゃべり控えて静かに。

途中で少し雨が降る中での古墳見学。

侘び寂びの効いた校外授業となりました。

多分。

 

来週から夏休み。

早い。

今年も読書感想文書くよね。

 

夏の暑さの避難場所としても図書館は最適なのだけれど

学習スペースは今のところ使えず、

滞在時間も30分を心がけてください!との張り紙あり、

本を借りたら速やかに退散。

家でゆっくり読もう。

 

本屋行くと置いてある、「夏の100冊」みたいな小冊子。

新潮とか角川とかが出してる(と思った)。

あれ、あの小冊子見るの好き。

いろんなあらすじ読むだけで、読書した気になるのもどうかと思うけど、

私の中では「夏の風物詩」となっていて、

あの小冊子そのものが楽しみになってる。

 

学校行って、買い物した帰りに、貰ってこようかな。

 

そう今日は、

「子ども、いまだ留守番できない件」について

ソーシャルワーカーと面談する。

担任の先生に勧められた。

30分でどのくらい伝えられて、

どのくらい聞き出せるんだろう。

「成長を見守る」みたいな回答になってない回答以外に

何か得られるだろうか。

ここ1週間のトレードまとめ:備忘録

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先週水曜日、

SQ値の出る週の水曜は株価の乱高下ありと聞いているので、

この乱高下に乗っかって、

含み損を帳消しにできたら!と思っていたら、

思惑通りの動きとなってくれた。

1,800円のプラス。

 

木曜日。

それでもまだ

上の方で買った買玉をいくつも残しつつ、

株価は下がる。コワイ。

でも下がった後は少し上がるはずだから、

ヒヤヒヤしながら売玉の利確始める。

損切りもあって、プラス151円。

 

金曜日。

今回ほどSQ値を気にしたことはないかも。

28,000を下回りそうと思ったらやっぱりだった。

前場の後半は下げ下げだったので、大引けで手持ちの売玉は返済しようと思っていた。

そしたら、後場から買われだしたので、ちょっと焦って引けを待たずに返済。

日銀じゃないなら、誰が買ったのか謎だけど。

とりあえずプラス4,327円。

大引けラスト1分で動く時もあるし、

今日のはフライングってことなのかな。

下に長いヒゲ。

5/13の安値に近づいて、上げた。

この調子で月曜から上がるのか?

 

週明けて月曜日。

上げた!

いくらなんでも持ちすぎてた買玉を少しずつ利確。

やっと気持ちが落ち着く。

28,500まで行ったので、ここで一応売玉を1単位入れる。

プラス1,827円。

先生のレポート解説をオンデマンドにて視聴。

 

火曜日。

窓開けて寄り付くも徐々に失速。

大引けローソク足は「とうば」のカタチ。

陽線だけど。

25日線にタッチするも、上値は相当重い。

もうちょっと上がっても良さそうだけど、ここで利確。

プラス5,090円。

連チャンで見守ってきてちょっと疲れた。

今晩のニューヨークの動きが気になる。

建玉2-0として終える。

 

本日。

下げて寄り付くも上げてきている。

上がりにくく、下がりにくい。

動きがないのが一番困るけど、私の都合は関係なし。

ローソク足は一目の雲の下。

雲に届くか、叩かれるか。微妙。

今のところ。

今日はおとなしくしてようか。

 

来週水曜日は建玉をコンパクトにまとめておかなきゃ。

祝日・週末・オリンピック。

チャート的には一目の雲のねじれも控えており。

 

 

まだまだ全然へなちょこだけど、

4月に売買を始めた頃は、上記のような諸々を考えもしなかった。

株価というボールを、追いかけまわる犬のようだった。

犬に転職できそうだった。

 

少しプラスにできたけど、

損切りで消えていきそう。

 

勉強と実践を続ける。

ホアキン・フェニックスの映画を2本観た

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日曜に「ゴールデン・リバー」(2018年)観て、

月曜に「ジョーカー」(2019年)観た。

WOWOWとかスターチャンネル契約してないから、

無料の映画チャンネルで探してる。

(アマプラだと上記2つは今でも有料)

悪くない。

 

「ゴールデン・リバー」は原題「ザ・シスターズブラザーズ」

ゴールドラッシュに沸くアメリカが舞台。

sisters(姉妹)という名前の殺し屋兄弟の話。

ジョン・C・ライリー演じる無骨な兄と、ホアキン演じる荒くれな弟。

私の好きなジェイク・ギレンホールも偵察係役で出てる。

が、途中で寝返る。

物語が動く。

 

いずれにせよ、欲の先には不幸が控えてる。

 

ボロボロになって、何か失っても

帰るところがあったんだ、この兄弟。

 

クチコミがそこまで良くもなかったけど、

私は良かった。

ジョン・C・ライリーが良かった。

どことなくキュートで。

なんで殺し屋稼業なのか。

で、やるときはやるんだな。

 

 

「ゴールデン・リバー」で酒豪の荒くれだったホアキン

「ジョーカー」ではすっかり痩せこけた道化師になっている。

役者ってすごい。

 

アーサーがとぼとぼと昇る階段と

ジョーカーがダンスをしながら降りる階段。

対照的。

 

私だったら、引き金を引くかなあと考える。

 

モンスターホニャララになりやすいのは、

社会的弱者に多いと聞いたことはあるけれど。

 

映画「怒り」を思い出した。

 

いずれにせよ、人は孤立すると良くない。

わからないけど、とりあえずはご飯食べさせる

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昨日、夜遅く弟とLINEで会話。

姪の誕生日プレゼントを送った件から始まって、流れで。

 

弟は以前は児童養護施設

今は母子支援施設の職員をしていて、

仕事柄いろんな親と子、家庭を見てきている。

 

 

個々のいろいろな相談にのっていると、

自分の子供時代、親に対する思いみたいなのを思い出して考えてしまうそう。

別にうちはふつうの家庭だったけど、

大なり小なり、親や家族に対する思いって誰でもあるよね。

 

 

子供からしたら、親は賢く見える。

賢くて正しい。

強い。

だけど自分が大人になると、

いやいや、親だってそれなりにダメなところもある、

ずるいところもある、

ただの一人の人間だってわかる。

改めて、静かに、腹が立つ。

 

で、自分も親になってみると

ようやくそういうこと許せるかもしれないと思える。

親のこういうところは嫌だな、私は受け継がないぞ、と思ったはずが、

気づけばまるで分身のように、

同じ言い方を子供にしてる。

同じ態度を夫にしてる。

 

呪縛。

情けなし。

 

 

親ってどこを目指せばいいのか。

結局、親にできることなんてたいしてないような。

 

 

とりあえず今は、

ご飯食べさせて、

キノコ図鑑与えておく。

今日のトレードメモ

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寄り付きから400円以上下げた。

やったね!チャンス到来。

スイングトレード 現在の建玉5−2

 

気が変わらないうちにまずは、

けっこう下の方の売建を手放す。

一時抱えてた含み損がずっとコンパクトになった。

明日もさらに下がるなら「今日返済しなきゃ良かった( *`ω´)」

になるんだけど、それはわからないし、

いつまでもお荷物を引きずりたくないので。

 

で、今日は午後見れるかわからないので

28500円を割ったら返済するつもりでいた売建1単位も返済。

これでプラスに転じる。

 

午後、ちょっと状況見ることができた。

先生から「今日は買い場になるかも!?」とのカキコミあり。

14時、ローソク足は陽線。上下のヒゲも長め。

引けまで待ちたいけど、今しかできないな。

買建少ないし1単位追加。

 

これで3−3。

 

引けは陰線で終わるかもしれないけど、

とりあえず同数だしあわてなくていいよね。

 

欲張らないモトコに会いたい。

じゃあ。

 

ディカプリオ「ボーイズライフ」を途中から観た

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いつもなら朝9時のNHKニュースを見たら、

テレビは消してしまうのだけど

(9時まではつけておかないと、家事をやりつつ寄り付きを見逃してしまう)

今日はつけっぱなしにしてしまい、

一段落してチャンネルを変えてみたら

ディカプリオの「ボーイズライフ」やってた。

 

デビュー作だったか。

短髪にやや丸顔。

タイタニックよりもさらにあどけないディカプリオには、

まだ色気なんてものはなく。

 

ゴーマンな養父(ロバート・デ・ニーロ)に日々打ち負かされる

不良少年トビーは終盤、

そのオヤジを殴り倒して家を出て行く。

母と。

 

抑圧された者たちの反旗を翻す話が、私は好きだけれど

これは「戦う」というより「逃げる」に近いけど、

まあいいじゃないか。

逃げるべき時に全力で逃げるのは、

とっても大事なことだ。

自分を防衛できるということだから。

 

それに引き換え、暴君デ・ニーロのセリフ。

「俺を残して行くのか!

俺はどうすればいいんだ!」

どうすればいいんだ、ときたもんだ。

力を誇示したい人は、誇示できる相手がいないと生きていけない。

 

だけど、若いっていいよね。

その体ひとつで、他になんにもなくたって

どうにでもなりそうな気がするものね。

 

バカにされたら悔しいし、

殴られたアザは痛々しいけど、

悲壮感がない。

 

悲壮感がない。

 

思わず繰り返しちゃった。

 

今、映画のデ・ニーロの年齢に近くなったディカプリオ。

私はたいして観てないんだけど、

きっと悲壮感の滲み出た役柄もあるんだろう。

 

人はいつまでも、ジャックではいられない。